建築物の売買や増改築、大規模修繕・解体の際には、建築基準法等により石綿の調査が必要となります。また、石綿が含まれている建材が特定された場合には、適切に除去・処理を行うことが義務付けられております。
当協会では、専門のスタッフが、建築物の事前調査、吹付け材や断熱材、成形板等の特定とサンプリング、それらに含まれる石綿の分析を一貫して行っております。 是非、ご用命賜りますようお願い申し上げます。
1石綿濃度の測定
(1)空気中の石綿濃度の測定
建築物解体・改修工事時等に、空気中の石綿を測定します。
- JIS K 3850-1(空気中の繊維状粒子測定方法)
- アスベストモニタリングマニュアル(第4版)平成22年6月(環境省)
- 石綿に係る特定粉じん濃度の測定法 平成元年(環境庁)
- 作業架橋測定基準 昭和51年(労働省)
(2)建材中の石綿濃度の測定
建築物解体・改修工事時等に、建材中の石綿を測定します。
- 建築物の解体等に係る石綿飛散防止対策マニュアル 平成26年6月(環境省)
- 石綿飛散漏洩防止対策徹底マニュアル【2.20版】平成30年3月(厚労省)
- アスベスト分析マニュアル【1.20版】平成30年3月(厚労省)
- 建材製品中のアスベスト含有率測定方法(JIS A 1481-1、1481-2、1481-3)
外壁の石綿試料サンプリング
位相差偏光顕微鏡
X線回折分析装置
空気中石綿繊維
建材中石綿(クリソタイル)
JISA1481-1:偏光顕微鏡
JISA1481-1:偏光顕微鏡
建材中石綿(クリソタイル)
JISA1481-2:位相差偏光顕微鏡
JISA1481-2:位相差偏光顕微鏡
2調査分析のフロー
3保有する資格・技能試験の実績
特定建築物石綿含有建材調査者
(建築物石綿含有建材調査者講習登録規程)
一般建築物石綿含有建材調査者
(建築物石綿含有建材調査者講習登録規程)
アスベスト診断士
(一般社団法人JATI協会)
石綿作業主任者
労働安全衛生法による技能講習
【外部技能試験 合格実績】
技能試験名 | 評価区分 |
---|---|
2019年 第13回石綿分析技術評価事業 | 区分1 |
区分3 | |
2020年 第14回石綿分析技術評価事業 | 区分3 |
区分4 |
4分析内容
分析内容 | 分析方法 | |
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空気中※1 | 石綿分析 | 位相差顕微鏡による計数分析 |
建材中※2 | 定性分析 | JIS A 1481-1 |
定性分析 | JIS A 1481-2 | |
定量分析 | JIS A 1481-3 |
5主な実績
ご依頼主 | 実施年度 | 業務名 | 業務内容 |
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北九州市 | 令和3年度 | 引野ひまわり学園アスベスト含有事前調査業務 | 事前調査 |
福岡県 | 令和2年度 | 若松警察署旧署長公舎ほか外壁アスベスト調査業務 | サンプリング、分析 |
福岡市 | 令和2年度 | 福岡市立教育施設アスベスト調査業務委託(R2-2)その2 | サンプリング、分析 |
北九州市 | 令和2年度 | 総合体育館建築用仕上塗材の石綿含有確認調査業務委託 | サンプリング、分析 |
福岡市 | 令和元年度 | 城南体育館石綿試料選定調査業務委託 | 事前調査 |